看板豆知識

防犯カメラ作動中の看板・ステッカー|表示は義務?書く内容と付ける場所、福岡市の補助金

最終更新:2026年10月/看板の製作・施工を手がける立場から作成

この記事の結論

事業者の防犯カメラが目立たない場所にあるなら、「防犯カメラ作動中」の掲示などで、撮影に気づけるようにする措置が必要です(個人情報保護委員会)。福岡市の街頭防犯カメラの補助事業では、表示が要件で、看板の費用も補助の対象です。屋外で長く使うならアルミ複合板の看板がおすすめです。

「防犯カメラ作動中」の看板やステッカーは、駐車場、マンション、店舗、事務所の入口などでよく見かける表示です。ただ、表示は義務なのか、何を書けばいいのか、どこに付ければいいのかは、意外と知られていません。

この記事では、看板の製作・施工を行う立場から、個人情報保護委員会の考え方と、福岡市の街頭防犯カメラの補助事業のルールをもとに、表示の意味、書く内容、看板・ステッカーの選び方と付け方をまとめます。

防犯カメラの看板・ステッカーは、サインシティで選べます

グループの看板通販サイト「サインシティ」で、フェンスや壁に付けるアルミ複合板の防犯カメラ看板(6色・会社名と電話番号の名入れ無料)や、「防犯カメラ作動中」のステッカーを扱っています。事業名などを入れたいときは、オーダーの看板も1枚から作れます。

防犯カメラ看板を見る名入れの看板を作る

「防犯カメラ作動中」の表示は義務?

店舗や事業所の防犯カメラで、特定の人を見分けられる画像を撮ると、個人情報を取り扱うことになります。個人情報保護委員会のQ&A(1-13)は、従来型の防犯カメラについて次のように整理しています。

場面 個人情報保護委員会の考え方
防犯目的であることが設置の状況から明らか 利用目的の通知・公表は不要と考えられる(法第21条第4項第4号)
カメラで撮られていることに本人が気づきにくい 本人が容易に認識できるようにする措置が必要。例として、作動中であることを入口や設置場所に掲示することが考えられる
カメラが外から見て明らか 掲示などで、さらに認識しやすくすることが望ましい

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つまり、小型のカメラや天井の隅など、目立たない場所に付けたカメラでは、掲示などで撮影に気づけるようにする措置が必要になります。目立つカメラでも、掲示しておくのが望ましいとされています。背景にあるのは、偽りや不正な手段で個人情報を取得してはならないという決まり(法第20条第1項)です。

家庭の防犯カメラの場合

個人情報保護法の義務は、主に事業者(会社のほか、自治会やマンションの管理組合などの団体も含まれます)に向けたものです。ただ、家庭の防犯カメラでも、隣の家や道路を必要以上に映すと、近所とのトラブルの原因になります。撮る範囲を必要な場所に絞り、表示で知らせておくと安心です。

顔識別機能のあるカメラは表示が増える

顔の特徴から人を見分ける機能のあるカメラは、外から見ても機能が分からないため、利用目的の通知か公表が必要です(個人情報保護委員会 Q&A 1-14)。あわせて、次の内容を入口やカメラの設置場所に掲示することが望ましいとされています。

  • 運用している主体(会社名など)
  • 利用目的(防犯のため、顔識別機能を使っていること)
  • 問い合わせ先
  • 詳しい情報を載せたウェブサイトのアドレスや、二次元コード

顔識別機能のあるカメラを入れる店舗や施設では、「防犯カメラ作動中」だけの看板では、顔識別機能を使っていることが伝わりません。掲示が望ましい項目も多いので、看板の大きさと文字の配置を最初に決めておきます。

福岡市の街頭防犯カメラは表示が要件

福岡市が補助する街頭防犯カメラ(自治会などが道路などの公共の場所を撮るカメラ)は、「福岡市街頭防犯カメラ補助事業管理運用要綱」で運用のルールが決まっています。

項目 要綱の内容
表示(第3条) 設置場所付近の見やすい場所に、防犯カメラが設置されている旨を表示する
表示の内容(別表) 「防犯カメラ作動中」の文言、設置者名、事業名。表示例は黄緑の地に黒の文字
撮る範囲(第3条) 特定の個人や建物などを監視しないよう配慮する
画像の保存(第7条) 保存期間は30日間を超えない。過ぎたら速やかに消去する
第三者への提供(第8条) 原則禁止。法令にもとづく照会や捜査機関の求めなどの例外は、記録を残す

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住宅街の道路沿いの支柱に付けた防犯カメラと、黄緑の地に黒い文字の防犯カメラ作動中の表示板
街頭防犯カメラの表示板には、「防犯カメラ作動中」と設置者名、事業名を入れます

このルールは補助事業のものですが、表示の内容、撮る範囲、保存期間の考え方は、店舗やマンションのカメラでも参考にできます(個人情報保護法には保存期間の決まった年数はなく、必要な期間を決めて消去することが求められます)。

福岡市の補助金は看板の費用も対象

福岡市の街頭防犯カメラの設置費補助金では、防犯カメラの撮影を示す看板の設置費用も、補助の対象経費です(補助金交付要綱 第5条)。

項目 内容(令和8年度)
対象の団体 自治協議会、自治会・町内会など
対象の経費 カメラ・録画装置・自立柱などの購入と工事、撮影を示す看板の設置
補助率 経費の4分の3以内
1台の上限 自立柱を建てて録画装置付きのカメラを設置する場合などは25万円、既存の柱や壁に付ける場合などは20万円。同じ録画装置につなぐ2台目以降などは10万円
台数 1団体1年度4台まで
受付 設置費は第一次が5月1日〜7月31日、第二次は先着順で11月30日まで(維持管理費は12月28日まで)。予算により希望の台数に届かないこともある
維持管理費 令和8年度から、1台あたり年3,000円(定額電灯(小型機器)の契約のカメラ)

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福岡県の防犯対策カメラ設置支援事業補助金の交付が決まった場合は、その額が加算される仕組みもあります。申請の前に、団体の規約と役員名簿、管理運用規程を用意します。申請の代行や書類作成の費用は補助の対象外です。

表示に書く内容

設置する場所 書く内容の例
店舗・事務所・駐車場(従来型のカメラ) 「防犯カメラ作動中」、設置者名、問い合わせ先
マンション・アパート 「防犯カメラ作動中」、管理組合や管理会社の名前、問い合わせ先
顔識別機能のあるカメラ 運用主体、利用目的(顔識別機能を使うこと)、問い合わせ先、詳しい情報のウェブサイトや二次元コード
福岡市の補助事業の街頭カメラ 「防犯カメラ作動中」、設置者名、事業名

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「録画中」「24時間録画」などの言葉を足す表示もあります。設置者と問い合わせ先が書いてあると、撮られる側も安心でき、映像について尋ねたいときの連絡先も分かります。電話番号は代表番号など、長く変わらないものにしておくと、看板を作り直さずに済みます。

防犯カメラ作動中の文字の下に、設置者名と問い合わせ先の欄がある看板のデザイン例
「防犯カメラ作動中」の下に、設置者名と問い合わせ先を入れた例

看板・ステッカー・プレートの選び方

種類 向いている場所 注意点
アルミ複合板の看板 駐車場のフェンス、建物の外壁、道路から見える場所 屋外で長く使える。大きさを選べ、名入れもできる
ステッカー ガラスの扉、自動ドア、窓、自動販売機 貼る面の汚れを落としてから貼る。屋外用かを確かめる
ステンレスやアクリルのプレート 事務所やマンションの入口、エレベーターホール 小さいので、目の高さに付ける
のぼり旗 店頭や催しで、短い期間に知らせたいとき 傷みが早い。常設の表示には向かない
自分で印刷した張り紙 屋内で、一時的に掲示したいとき 屋外では雨や日差しですぐ傷む

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フェンス用のアルミ複合板の防犯カメラ看板、ガラスに貼るステッカー、入口用の小さなプレートを並べた写真
左から屋外用の看板、ガラスに貼るステッカー、入口用のプレート。場所で使い分けます

無料の素材を印刷して貼る方法もあります。屋内で短い期間なら、それでも役目は果たせます。屋外や長く使う場所では、雨や日差しに強い看板やステッカーを選ぶほうが、貼り替えの手間がかかりません。

付ける場所と高さ

付ける場所のチェック

  • 建物や敷地の入口など、カメラに映る前に目に入る場所
  • カメラの近く(どのカメラの表示か分かる位置)
  • 駐車場は、車と人の出入口の両方
  • 人の目の高さか、少し上。植木や車で隠れない
  • 夜も使う場所は、照明が当たるか、反射する素材を検討する
事務所のガラスの入口扉の目の高さに貼った防犯カメラ作動中のステッカーと、扉の上の防犯カメラ
入口の目の高さに貼ると、入る前に気づいてもらえます

撮る範囲は、必要な場所に絞ります。福岡市の要綱も、特定の個人や建物を監視しないよう配慮することを求めています。表示を付けたからといって、どこを撮ってもよいわけではありません。

現場から一言

駐車場の防犯カメラの看板は、車の出入口には付いていても、歩いて入る人の通路には付いていないことがあります。歩いて入る人が多い場所ほど、通路側にも小さな表示を足しておくと、撮られる側に伝わりやすくなります。

看板を付ける前に、実際に車と徒歩の両方で入ってみて、どこで目に入るかを確かめるのがおすすめです。

屋外で長く使うための素材と付け方

屋外の看板は、アルミ複合板が扱いやすい素材です。サインシティのマガジンでは、屋外用のプレート看板にアルミ複合板をすすめ、耐候性は3〜5年程度、紫外線を防ぐラミネート加工で色あせを抑えられるとしています(プレート看板オーダーの激安通販)。

付ける場所 付け方の例
フェンス 穴あけ加工をした看板を、結束バンドや針金で固定する
コンクリートやブロックの壁 ビスやアンカーで固定する
ガラス・扉 ステッカーを貼る
借りている建物 穴をあける前に持ち主の承諾を取る

借りている建物の外壁に付ける場合は、テナント看板のオーナー承諾の考え方が当てはまります。駐車場の看板の文言は駐車場看板の文言と例文、屋外の看板の素材はアルミ複合板看板のオーダーでも解説しています。

自治会・商店街で設置するときの流れ

  1. 設置場所と台数を決める

    道路などの公共の場所を撮る場所か、特定の家や建物を監視しないかを確かめます。

  2. 規約・役員名簿・管理運用規程を用意する

    管理運用責任者と操作取扱者も決めます。

  3. 見積もりを取り、補助金を申請する

    カメラと工事に加えて、表示の看板の費用も見積もりに入れておきます。見積書は3業者から取る必要があります。設置場所と撮影範囲の図、土地の持ち主の承諾なども用意します。

  4. カメラと看板を設置する

    看板は設置場所付近の見やすい場所に、「防犯カメラ作動中」、設置者名、事業名(例:福岡市街頭防犯カメラ補助事業)を入れて付けます。

  5. ルールに沿って運用する

    画像の保存は30日以内、第三者への提供は原則しない、などの要綱のルールを守ります。

補助金の申請の細かい条件は、福岡市の担当課の案内で確かめてください。看板の文字やデザインは、申請の前に決めておくと、見積もりの比較がしやすくなります。

サインシティ・CUVIC福岡でできること

防犯カメラ看板(デザイン済み・名入れ無料)

幅910×高さ600mmのアルミ複合板の看板を、黄・青・白・紺・ピンク・緑の6色から選べます。会社名(施設名)と電話番号の名入れは無料です。

防犯カメラ作動中ステッカー

防犯カメラが作動中であることを知らせるステッカー(ユニット製)。

名入れのオーダー看板

設置者名、事業名、問い合わせ先を入れた看板を、設置場所に合わせたサイズで1枚から。

マンションや商業施設、複数の駐車場など、何か所にもまとめて看板を付けたい場合は、CUVIC福岡にご相談ください。設置場所に合わせた大きさと素材の看板を製作し、取り付けまで福岡県内はもちろん全国で対応します。

よくある質問

防犯カメラ作動中の表示は義務ですか?

事業者の防犯カメラで、撮られていることに本人が気づきにくい場合は、作動中であることを掲示するなど、本人が認識できるようにする措置が必要です(個人情報保護委員会)。外から見てカメラが明らかな場合も、掲示しておくことが望ましいとされています。

防犯カメラの看板には何を書けばいいですか?

「防犯カメラ作動中」に加えて、設置者名と問い合わせ先を書くと、撮られる側も安心できます。福岡市の補助事業の街頭カメラでは、「防犯カメラ作動中」、設置者名、事業名を表示します。

顔認証のカメラは何を表示すればいいですか?

顔識別機能のあるカメラは、利用目的の通知か公表が必要です。運用主体、利用目的、問い合わせ先、詳しい情報を載せたウェブサイトのアドレスや二次元コードを、入口やカメラの設置場所に掲示することが望ましいとされています。

防犯カメラ作動中のステッカーはどこに貼ればいいですか?

建物の入口のガラスの扉や窓の、目の高さ付近に貼るのが一般的です。カメラに映る前に目に入る場所と、カメラの近くの両方に表示すると伝わりやすくなります。

防犯カメラの看板は屋外で何年くらいもちますか?

素材と環境で変わります。サインシティのマガジンでは、アルミ複合板の看板の耐候性を3〜5年程度とし、紫外線を防ぐラミネート加工で色あせを抑えられるとしています。張り紙は屋外ではすぐ傷みます。

フリー素材を印刷して貼っても大丈夫ですか?

屋内で一時的に掲示するなら、それでも役目は果たせます。屋外や長く使う場所では、雨や日差しで傷みにくい看板やステッカーを選ぶと、貼り替えの手間がかかりません。

福岡市の防犯カメラの補助金で看板の費用も出ますか?

出ます。福岡市の街頭防犯カメラ設置費補助金では、防犯カメラの撮影を示す看板の設置費用も補助の対象経費です。補助率は経費の4分の3以内で、1台あたりの上限があります。対象は自治協議会や自治会・町内会などです。

家庭の防犯カメラにも表示は必要ですか?

個人情報保護法の義務は主に事業者(自治会や管理組合などの団体も含む)向けですが、家庭でも、隣の家や道路を必要以上に映すとトラブルの原因になります。撮る範囲を絞り、表示で知らせておくと安心です。

まとめ

  • 事業者の防犯カメラは、撮られていることに気づきにくい場合、作動中の掲示などの措置が必要(個人情報保護委員会 Q&A 1-13)
  • カメラが目立つ場合も、掲示しておくのが望ましい
  • 顔識別機能のあるカメラは、利用目的の通知か公表が必要。運用主体や問い合わせ先の掲示が望ましい
  • 福岡市の補助事業の街頭カメラは、「防犯カメラ作動中」・設置者名・事業名の表示が要件
  • 福岡市の設置費補助金は、看板の設置費用も対象。補助率4分の3以内
  • 表示には設置者名と、長く変わらない問い合わせ先を入れる
  • 屋外はアルミ複合板の看板、ガラスはステッカー、入口はプレートと使い分ける
  • 入口とカメラの近く、目の高さに付ける。撮る範囲は必要な場所に絞る

防犯カメラの表示は、撮られる側に知らせるための大事な看板です。何を書き、どこに付けるかを決めてから、場所に合った素材を選んでください。

防犯カメラの看板のご相談

名入れ無料の防犯カメラ看板から、オーダー看板の製作・取り付けまで

1枚ならサインシティの名入れ無料の看板やオーダー看板が手軽です。マンションや駐車場、自治会などで何か所にも付ける場合は、CUVIC福岡が看板の製作から取り付けまで対応します。相見積もりも歓迎です。

防犯カメラ看板を見る製作・取り付けを相談する

CUVIC福岡へのお電話 0120-944-599(平日9時〜17時)

出典・注記

※2026年10月時点の情報です。個人情報保護法の具体的な対応は、カメラの種類や使い方で変わります。補助金の条件は年度で変わることがあるため、申請前に福岡市の案内をご確認ください。本記事は法的な助言ではありません。

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