看板豆知識

のぼり旗のサイズと規格|レギュラー600×1800の面積、ポールと立て台、福岡市・久留米市の基準

最終更新:2026年10月/看板の製作・施工を手がける立場から作成

この記事の結論

のぼり旗の標準はレギュラー600×1800mm(面積1.08㎡)で、スリム450×1800mm、ショート600×1500mmなどがあります。福岡市は自家用ののぼりを1面1.08㎡以内・高さ3m以下なら簡易広告物とし、久留米市は広告旗を1㎡以内としています。出す市の基準でサイズを選びます。

のぼり旗は、店先やイベントで手軽に使える看板です。ただ、「どのサイズを選べばいいか」「ポールと台は何を合わせるか」「どこまで出していいか」で迷う人も多いはずです。

この記事では、看板の製作・施工を行う立場から、のぼり旗の標準サイズと面積、生地と仕立ての規格、ポールと立て台の選び方、そして福岡市・久留米市ののぼりの大きさの基準までまとめます。

のぼり旗とポール・立て台は、サインシティで1枚からそろいます

グループの看板通販サイト「サインシティ」で、オリジナルのぼりの製作(1枚から)と、すぐ使える既製デザインののぼり、ポール、注水式などの立て台を扱っています。データ入稿のほか、デザインのご依頼も承ります。

オリジナルのぼりを作る既製デザインを見る

店の敷地内に並べて立てた、大きさの違うのぼり旗
のぼり旗には、幅や高さの違うさまざまなサイズがあります

のぼり旗の標準サイズと面積

のぼり旗のサイズは、印刷会社や通販サイトでおおむね共通の呼び名と寸法が使われています。面積を一緒に見ておくと、自治体の基準と比べやすくなります。

呼び名 幅×高さ(mm) 面積
レギュラー 600×1800 1.08㎡
スリム 450×1800 0.81㎡
ショート 600×1500 0.90㎡
スリムショート 450×1500 0.675㎡
ワイド 700×1800 1.26㎡
ビッグ 700×2100 1.47㎡
ラージ(ジャンボ) 900×2700 2.43㎡
ハーフ 300×900 0.27㎡
ミニ 100×300 0.03㎡

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レギュラー、スリム、ショート、ワイド、ビッグ、ラージののぼり旗を同じ縮尺で並べた比較図
同じ縮尺で並べると、ラージはレギュラーの2倍以上の面積があります

定番はレギュラーの600×1800mmです。たとえば自衛隊茨城地方協力本部ののぼり旗の仕様書では、「旗H1800㎜×W600㎜」と指定されています。呼び名は会社によって違うことがあるので、注文のときは寸法で確かめてください。

用途ごとのサイズの選び方

サイズ 向いている使い方
レギュラー 店先やイベント会場のまわりで、店名やメニューを知らせる標準の使い方
スリム 店先の幅が狭い、何本も並べたい、自治体の面積の基準に収めたいとき
ショート・スリムショート 軒下や屋台の下など高さに余裕がない場所、屋内
ワイド・ビッグ・ラージ 広い敷地や大きなイベント、郊外のロードサイド(面積の基準に注意)
ハーフ 店内の通路や売り場の案内
ミニ 卓上やレジ横

大きいほど遠くから目に入りますが、風を受ける面も大きくなり、自治体の基準を超えやすくなります。設置する市町村の基準を、次の章で確かめてから選んでください。

福岡市・久留米市ののぼりの大きさの基準

のぼり旗も屋外広告物です。福岡市と久留米市は、のぼりの大きさについて次のように決めています。

市 のぼり旗の基準
福岡市 自家用ののぼりで、1面の表示面積1.08㎡以内、高さ3m以下なら「簡易広告物」として扱われる(日常点検をし、荒天時にすぐしまえることが条件)
久留米市 広告旗の規格基準は面積1㎡以内(規則の別表第6)。許可が要らない場合も守る

標準サイズに当てはめると、次のようになります。

サイズ(面積) 福岡市の簡易広告物(1.08㎡以内) 久留米市の基準(1㎡以内)
レギュラー(1.08㎡) 収まる 超える
スリム(0.81㎡) 収まる 収まる
ショート(0.90㎡) 収まる 収まる
ワイド(1.26㎡) 超える 超える
ビッグ(1.47㎡)・ラージ(2.43㎡) 超える 超える

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久留米市では、レギュラーサイズが1㎡を超えます

レギュラーの600×1800mmは、布の面積で1.08㎡です。久留米市規則(別表第6)の広告旗の基準(1㎡以内)を当てはめると超えてしまいます。久留米市でのぼりを出すなら、スリム(0.81㎡)やショート(0.90㎡)を選ぶか、面積の数え方を市の都市計画課に確かめてください(久留米市の屋外広告物 許可申請)。

福岡市の「高さ3m以下」は、ポールを台に立てたときの高さで考えるのが安全です。3mのポールを台に立てると、台のぶん3mを超えることがあります。確実に収めるなら2.4mのポールを選ぶ方法もあります。測り方に迷う場合は、福岡市の都市景観室に確かめてください。北九州市や、福岡県の条例が適用される市町村では、それぞれの基準を確かめます。

のぼりに許可は要る?

市 自分の店ののぼり(自家用)の扱い
福岡市 簡易広告物の基準に収まるのぼりだけなら許可は不要。簡易広告物以外の自家用広告物の合計が10㎡を超えると、のぼりも含めて許可が必要
久留米市 自家用で1敷地の合計15㎡以内(禁止地域は5㎡以内)なら許可は不要。許可が要らない場合も大きさの基準は守る

自分の店と関係のない、他社の社名や宣伝を出すのぼりは、自家用に当たらず許可が必要になることがあります。また、面積の数え方は市によって違います。福岡市は、のぼり(簡易広告物)を除いた看板の合計で判断し、久留米市は、のぼりも含めた1敷地の合計で判断します。許可が必要な場合の許可期間は、福岡市ののぼりが1年以内、久留米市の広告旗が1か月以内(良好な管理が認められれば1年以内)です。許可がいらない看板の考え方は屋外広告物の許可がいらない看板で詳しく解説しています。

生地と仕立ての規格

のぼり旗の多くは、テトロンポンジというポリエステルの薄い生地で作られています。軽くて風になびきやすく、裏からもデザインが透けて見えるのが特徴です(のぼり旗の生地に使われるポンジとは?)。官公庁の発注仕様書には、次のような項目が書かれています。

項目 内容 仕様書の書き方の例
生地 テトロンポンジ(ポリエステル)が一般的 「テトロンポンジ」「ポンジ」
チチ ポールに通すための輪。旗の片側と上辺に付ける 「チチ付き」「チチ30mm×70mm」
端の処理 熱で切ってほつれを防ぐヒートカット、布を三つ折りにして縫う三巻縫製 「ヒートカット及び右辺・下辺三巻縫製」
補強 風で傷みやすい四隅を補強する 「四隅を刺繍等により補強」
印刷 フルカラーの昇華プリント、色数の少ないシルクプリント 「昇華プリント」「シルクプリント(刷色1色)」

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のぼり旗のチチ、三つ折りに縫った裾、補強した角を近くから写した写真
チチ、裾の三巻縫製、角の補強。長く使うなら仕立ても確かめます

ポンジは安く手軽な反面、ほかの看板より傷みが早い消耗品です。サインシティのマガジンでは、交換の目安を2〜3か月としています(雨の日でも『のぼり旗』を使用して良い?)。色あせや端のほつれが目立ってきたら、早めに替えるほうが店の印象を守れます。

ポールの長さと種類

ポール 長さの例 使い方
標準のポール 2.4m・3m レギュラー・スリム・ショートなど
強風用ポール 3m・4m・5m(太さ25mm) 風の強い場所、大きいのぼり
大のぼり用 5m 大型ののぼり
ハーフ用・ミニ用 ハーフ用2m(かんざし45cm)/ミニ用は細いポール 店内/卓上

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ポールの上には、旗の上辺を張る横棒(かんざし)が付いています。旗の幅とかんざしの長さが合っているかを確かめて選んでください。福岡市で簡易広告物として扱ってもらうには、高さ3m以下に収める必要があります(3章)。

立て台の選び方

立て台 特徴 向いている場所
注水式 樹脂の台に水を入れて重くする。16L入る台なら水だけで約16kg 店先、駐車場
タイヤ踏式 車のタイヤで踏んで固定する鉄製の台 駐車場、ガソリンスタンド
クイ型 土に差して立てる 土の地面、田畑や空き地の前
鉄製の台 重さで支える。屋外向けと屋内向けがある 店先、屋内(種類による)
ミニのぼり用 ウエイトを足して使う小さな台 卓上、レジ横

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注水式の立て台、タイヤで踏んで固定する鉄製の台、土に差すクイ型の台を並べた写真
左から注水式、タイヤ踏式、クイ型。地面と置き場所で選びます

注水式は、満水にして初めて重さが出ます。水が減っていると倒れやすくなるので、ときどき水の量を確かめてください。重りの考え方はスタンド看板の風対策でも解説しています。

データを作るときの注意

  1. 印刷会社のテンプレートを使う

    サイズごとに仕上がり線と塗り足しが決まっています。たとえばレギュラーをチチ仕立てにする場合、塗り足し込みで640×1840mm、文字を収める範囲は540×1740mmとする印刷会社があります(棒袋縫いでは寸法が変わります)。

  2. 端ぎりぎりに文字を置かない

    チチやポールに近い辺は、ポールやチチに隠れて読みにくくなります。反対側の辺や裾は風でめくれやすいので、端ぎりぎりにも文字を置かないようにします。

  3. 文字は少なく、大きく

    のぼりは通りすがりに見られます。伝えたいことを1つにしぼり、背景と文字の色の差をはっきりさせます。

  4. 文字をアウトライン化して入稿する

    サインシティのデータ入稿は、イラストレーター形式かフォトショップ形式です。

配色のコツはサインシティの目立つ!オリジナルのぼり旗の配色講座、入稿の全体の流れは看板のデータ入稿の方法で解説しています。

屋外で使うときの注意|風・雨・歩道

のぼりを出す前のチェック

  • 自分の敷地の中に立てている(歩道には出さない)
  • 電柱、街路樹、ガードレール、歩道の柵に結んでいない
  • 注水式の台は満水にしている
  • 強風注意報が出ている日は出さない。出していたらしまう
  • 閉店後や夜間はしまっている
  • 色あせ、ほつれ、ポールの曲がりがない

福岡市は、歩道の上に置き看板やのぼりを置くことは道路法違反だとして、各区役所が撤去を指導しています(店の前の歩道に看板を置くのは違反?)。福岡市・久留米市とも、歩道橋や歩道の柵などは禁止物件で、のぼりやはり紙を付けることはできないとしています。

雨の日も使えますが、長く濡れると色あせや傷みが進みます。台風や強風の日は、倒れたり飛んだりする前に片付けてください。福岡市の強風注意報の基準は、陸上で平均風速12m/s以上です。

店の敷地と歩道の境目より内側に、注水式の台で立てたのぼり旗が並んでいる店先
のぼりは敷地の中に立てます。歩道に出すと道路法違反になります

現場から一言

のぼりは安くて手軽なぶん、立てる場所と本数が自然に増えていきがちです。気づくと歩道の端まで並んでいたり、壁面看板と合わせると面積の基準を超えていたりします。

新しく作るときは、立てる場所と本数を先に決めて、そこに収まるサイズを選ぶのがおすすめです。

発注するときの仕様チェックリスト

自治体や会社で、まとめてのぼりを発注する場合は、次の項目を仕様に書いておくと、見積もりの比較がしやすくなります。

項目 決めておくこと
サイズ 幅×高さ(mm)。呼び名だけで書かない
生地 テトロンポンジなど
印刷 フルカラー(昇華)か、色数を決めたシルクか
チチ 付けるか、左右どちらか、棒袋にするか
端の処理・補強 ヒートカット、三巻縫製、四隅の補強
付属品 ポールの長さ、立て台の種類と数
枚数と納期 枚数、納品日、納品先

サインシティでそろうもの

オリジナルのぼり

店名やメニューを入れたのぼりを1枚から製作。データ入稿のほか、デザインのご依頼も承ります。

既製デザインののぼり

飲食店、小売店、サービス、医療・介護向けなど、すぐに使えるデザイン。

ポール・立て台

標準・強風用のポール、注水式・タイヤ踏式・クイ型の立て台。

のぼりだけでなく、店の看板全体を見直したい場合は、CUVIC福岡にご相談ください。壁面看板やウィンドウサインと合わせて、面積の基準に収まる組み合わせをご提案します。

よくある質問

のぼり旗の標準サイズはいくつですか?

レギュラーの600×1800mmです。ほかに、スリム450×1800mm、ショート600×1500mm、ワイド700×1800mm、ビッグ700×2100mm、ラージ900×2700mmなどがあります。呼び名は会社で違うことがあるので、寸法で確かめてください。

のぼり旗の面積はどれくらいですか?

レギュラーは1.08㎡、スリムは0.81㎡、ショートは0.90㎡です。自治体の大きさの基準と比べるときは、この面積で考えます。

福岡市でのぼりを出すのに許可は要りますか?

自分の店ののぼりで、1面1.08㎡以内・高さ3m以下の簡易広告物だけなら許可は不要です。日常点検をし、荒天時にすぐしまえることが条件です。簡易広告物以外の自家用の看板の合計が10㎡を超えると、のぼりも含めて許可が必要になります。

久留米市でレギュラーサイズののぼりは使えますか?

久留米市の規則では、広告旗の基準は面積1㎡以内です。レギュラーは1.08㎡なので超えてしまいます。スリムやショートを選ぶか、面積の数え方を久留米市の都市計画課に確かめてください。

のぼりのポールは何mを選べばいいですか?

レギュラーなどの一般的なのぼりには2.4mや3mのポールが使われます。風の強い場所には太めの強風用ポールを選びます。福岡市で簡易広告物として扱ってもらうには、台に立てた高さを3m以下に収めます。

のぼり旗はどれくらいで交換しますか?

ポンジの生地は消耗品で、サインシティのマガジンでは交換の目安を2〜3か月としています。日当たりや風の強さで変わるため、色あせやほつれが目立ってきたら替えてください。

のぼりを歩道に立ててもいいですか?

立てられません。福岡市は、歩道の上にのぼりや置き看板を置くことは道路法違反だとして撤去を指導しています。電柱や街路樹、ガードレールに結ぶのも禁止です。自分の敷地の中に立ててください。

チチと棒袋の違いは何ですか?

チチは旗の端に付けた輪で、ポールとかんざしに通して留めます。棒袋は旗の端を袋状に縫い、ポールを差し込む仕立てです。どちらにするかは、使うポールに合わせて注文のときに選びます。

まとめ

  • 標準はレギュラー600×1800mm(1.08㎡)。スリム450×1800mm(0.81㎡)、ショート600×1500mm(0.90㎡)など
  • 呼び名は会社で違うことがあるので、寸法で確かめる
  • 福岡市は1.08㎡以内・高さ3m以下なら簡易広告物。ポールを台に立てた高さで考える
  • 久留米市は広告旗を1㎡以内とする。レギュラーは超えるため、スリムやショートを検討
  • 許可の要否は、福岡市はのぼり以外の看板の合計、久留米市はのぼりも含めた合計で判断する
  • 生地はテトロンポンジ、端はヒートカットや三巻縫製、四隅の補強が仕様書の定番
  • ポールは2.4m・3mが標準。風の強い場所は強風用
  • 立て台は地面と場所で選ぶ。注水式は満水にする
  • 歩道に出さない、電柱などに結ばない、強風注意報が出たらしまう

のぼりは、サイズ選びを間違えなければ、手軽で効き目のある看板です。立てる場所と本数を決め、出す市の基準を確かめてからサイズを選んでください。

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のぼりはサインシティで1枚から製作できます。壁面看板やウィンドウサインと合わせた店の看板づくりは、CUVIC福岡が福岡県内はもちろん全国で対応します。相見積もりも歓迎です。

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